サプリを摂るとどうなるの?

適切な治療を施しているのにもかかわらずなかなか成果が得られない、卵子の質の悪いといった患者さんに、 「ちゃんとお食事されていますか?」とたずねると、泣き出してしまう方もいらっしゃるんですよ。
働きながら治療する女性は多く、朝食は抜き、昼食はコンビニのパン、夕食もスーパーのお惣菜頼みと、カロリーは足りていても、栄養素は不足がち。「だから、赤ちゃんができないんですね」と自己嫌悪に。
もちろん、医者としては健康的な食生活を心がけてほしいという思いはありますが、それでなくとも忙しい患者さんの負担やストレスを増やすようなことは無理強いできない。
そんな場合に、サプリメントをお勧めしています。

8年前の開業当初から、「何かお勧めの妊活用のサプリメントはありますか?」といった問い合わせは多く、本気で探していたときに学会で出会ったサプリメントをお勧めしています。
開発会社の方に来ていただいて丁寧な説明を受け、自分自身で内容成分に納得できたこと、さらに英ウィメンズクリニックの塩谷雅英院長監修というのも採用の大きな決め手になりました。

あくまでもサプリメントですから、「これを飲めば必ず妊娠する」というものはありません。
安いものでもありませんし、医者がサプリメントで˝商売する˝ということにも抵抗感があり、お勧めするのにも躊躇し、慎重にもなっていたのですが、パンフレットを置くと患者さんの方から、「こんな良いものがあるのなら早く紹介してよ!」と(苦笑)。

サプリメントには2つの効果を期待しています。ひとつは、直接的に妊娠を望む女性にとって必要な栄養素が十分に摂れること。
もうひとつは、「これをのんでいるから大丈夫」というメンタル的な安心感。ストレス解消に、少々ならジャンクフードやケーキを食べてもOK!そんな心の余裕も、大いに妊娠力を高めてくれるのではないかと思います。

ときわ台レディースクリニック
藤野剛先生

平成7年帝京大学医学部卒業。帝京大学医学部産婦人科、焼津市立総合病院、帝京大学大学院、帝京大学医学部付属病院助手、大川病院で経験を積み、 平成20年9月ときわ台レディースクリニック開業。時間をかけた対話型の診療を重視し、希望をうかがったうえでひとりひとりに合わせた検査・治療の方針を検討。体外受精・顕微授精・凍結融解胚移植のための十分な設備、技術を備える。さらに不妊治療だけでなく一般婦人科にも対応し、地域に根差した診療を心がけていている。

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