老化の原因である活性酸素は、
細胞に悪影響を与えます。
活性酸素は、体内の免疫機能や感染防御の重要な役割を担います。
一方で、紫外線、放射線、大気汚染、たばこ、薬剤ならびに酸化された物質の摂取、過度な運動やストレスなどによって産生された活性酸素が、
体内に備わっている抗酸化防御機構を上回った状態(酸化ストレス)になると、細胞に悪影響を及ぼすと言われています。
酸化ストレスによる悪影響から細胞を守るのが「抗酸化成分」です。

活性酸素から身体を守るには?
毎日の食事に気を付ける、環境を整える、睡眠と休養をしっかり摂る、ストレスを溜めない事、等が大切です。
また、活性酸素除去におススメとされる食品、飲み物、サプリなどを活用するのも良いとされています。
では、活性酸素を除去し、身体を外部刺激から守ってくれると言われている成分には、どんなものがあるのでしょうか。
主な抗酸化成分
L-カルニチン
体の中の脂質をエネルギーに変換するのに欠かせない成分で、強い抗酸化作用を持ちますが年齢とともに減少するため、外部から補う必要があります。
含まれている食品:羊肉、牛肉、マグロなど
コエンザイムQ10
細胞エネルギーを作り出す力を持ち、抗酸化作用で脂質の酸化に対応します。20歳前後をピークに急激に低下し、外部から補う必要があります。
含まれている食品:アボカドなど
リコピン
強力な抗酸化作用を持ち、生活習慣病の予防や美肌にも効果が期待できると言われています。
含まれている食品:トマトなど
アスタキサンチン
抗酸化力が強く、紫外線によって発生する活性酸素の一重項酸素に対して、アスタキサンチンはビタミンEの約550倍、β-カロテンの40倍もの効果があることがわかっています。
含まれている食品:サーモンなど
PQQ(ピロロキノリンキノン)
PQQ(ピロロキノリンキノン)はビタミンと似たような働きのある物質で、ヒト体内においてもエネルギーを作り出す細胞内の器官などに存在し、複数の活性酸素を抑制する効果が確認されている抗酸化成分です。
含まれている食品:パセリ、納豆など