PQQ(ピロロキノリンキノン)は、1979年に酸化還元酵素の補酵素として、微生物から同定された水溶性キノン化合物です。
2003年には理化学研究所からPQQは14番目の新たなビタミンの可能性があるということが、科学雑誌「Nature」に掲載され、世界中から注目を集めました。
アメリカでは2008年に、日本でも2014年に健康食品素材として認可された新しい素材です。
さらに、「母乳」にも多く含まれています。
母乳には食品より高濃度の、1mLあたり140~180ngのPQQが含まれていると、海外の研究で報告されています。
赤ちゃんの成長にも必要な成分だということがわかります。
PQQは私たちの体内にも存在する成分で、普段口にする食品にも含まれています。
たとえば、ココアパウダーや納豆、豆腐、パセリ、ピーマン、緑茶など。
しかし、その量は微量で、1g中多くても60ng程度。
含有量は少なく、通常の食事量では必要な量を賄うことができません。