ジネコの歴史をまとめてみました。
2000年
検索エンジン最適化(SEO)の実験の場として、ボブ・レナス氏監修の元『女性のための健康生活ガイド ジネコ』を開設。掲示板を、女性が集まり語る場所と設定し『彼女たちの広場』を命名。また、当時は、都内にあるクリニックの情報をユーザー目線で集めることから始まった。WEBサービスとしても、情報量・デザイン共にインターネット創成期とはいえ、未熟さが見える。
2001年
インターネットショッピングが勢いを付けてきたこのころ、ジネコでもショッピングサービスを開始。しかし、ジネコで売りたいという商品ばかり並べて皆さんの意見を聞いていなかったため全く売れず、1年も経たずに閉鎖。
2002年
ジネコユーザーからのご要望に応えて始めたサービス。クリニックジネコと名を変えて上々の滑り出し。ところが、匿名投稿のため誹謗中傷や、正確性を欠く情報がが多く、医療情報として正しい評価ができないと判断し、2004年に中止。画像は2003年6月のジネコ。クリニックジネコがご確認いただけます。
2005年
「ジネコの掲示板でお話しているユーザーと直接話をしてみたい!」という声を受け、SNSジネコを開設。この頃、ジネコユーザーを自ら『ジネラー』と呼ぶようになり、ジネコの世界観が確立。この後、全国で頻繁にオフ会が行われるようになり、スタッフにユーザーの声が届きやすい環境となる。
2006年
ユーザー数の増加に伴い、広場に投稿される内容が多岐にわたるようになる。それに伴い、広場をコンテンツごとに分けて欲しいという声が届き、その声に応える形でりニューアル。この頃から、サポーター企業様のご理解の元、プロモーション案件も増えてきてバナースペースも増えてくる傾向にあった。
2007年
バナースペースの増加に伴い、TOPページのお知らせ欄を拡大し、サポーター企業様にご活用頂こうとプチリニューアルを行う。だが、結果として、ジネコのTOPページに来た時に広場が見れないという点で、ユーザーのお叱りが多かったリニューアルとなる。改めて、ユーザー目線の大切さを知る。
バズりを研究していこう!!との考えで、『株式会社バズラボ』を設立。ジネコで培ったノウハウを他の企業様へお届けするサービスを開始。
中心はジネコ!ユーザーからの「ドクターへ質問してみたい!」という声に応え、インタビュー取材を開始。
大阪のオフ会で、「ジネコは何をしたらいいですか?」と聞いたところ、「雑誌作ってみたら?わたし買ってあげるよ!」というご意見を頂く。スタッフ間では、「雑誌なんて作れないよ…」という諦めかけた雰囲気が漂う中、必要とされている以上は、挑戦してみよう!情報だけでも集めてみよう!と急に気分が変わる。
雑誌なんて作ったことがない中、せめてどんな情報が欲しいのか?ユーザーの声を聞いてみることに。最低でもWEBの中で欲しい情報を展開することを目指す。
ユーザーのニーズは、「どんな治療を受けたらいいのか?」「どこのクリニックがいいのか?」大きく分けて2つに絞られたので、ドクターに当たって砕けろで持っていってみたところ、「インターネット上に間違った情報が溢れていて、いい迷惑だ!それを正したい!そもそも、そういう迷惑行為をしているのは、君たちジネコだろ!」とお叱りを受ける。
ユーザー・ドクター双方が求めているものを知ったスタッフは、どうしても挑戦したくなるものの…雑誌へのハードルは高く、躊躇。聞くだけ聞いてみよう!という軽いノリもあって、プロに聞きに行く。
雑誌を発刊する為に必要なお金・人材など話を聞くがチンプンカンプン。しかし、雑誌の広告金額の一覧表を見て、「雑誌の広告って、こんなに高いんだ!」と感銘を受け、なんだかイケそうな気になり即契約する。
2008年
プレ創刊という形でとりあえず出してみよう!という軽い気持ちで始まったが、いざ発刊するとなると、下手なものは出せない…意を決して、企画を練る!素人ながらも、取材先だけはシッカリしたい!と、全国のドクターの中から、クリニックジネコで評判の良かったドクターに取材申し込み。15名ほどのご協力を頂き、感謝に沸き返る。雑誌を出せば広告料が入って簡単に黒字化するという甘い読みがあったが、世の中そんなに甘くなく、もちろん大赤字。無数の段ボール箱の前で途方に暮れる…。今後、出版を続けるべきか?撤退するべきか?重要な判断を迫られるジネコであった…
フリーマガジンを読んだ、ユーザーやドクターから、感謝やお褒めの言葉を頂き、有頂天になる。速攻、次の契約を終え、企画を始める。ノリのよさは、今も変わらない。
2009年
有頂天になり、創刊号を出すことを決めたが、特に戦略があったわけではなかった…しかしながら、プレ創刊号の出来を見たドクターからご評価を頂き、創刊号は、23名のドクターのご協力、さらにクライアントも多少増える。ここでまた社内は沸き返った。しかしながら…又も赤字。にもかかわらず、ユーザーからの沢山の声に励まされ、何とか継続していくことを固く決意する。その戦略は「頑張る!」。スタッフを後押ししたのは、フリーマガジンを手にしたブロガーさんが情報を拡散してくれたおかげで、段ボールがドンドン減っていくという現象だった。
2010年
フリーマガジンの発刊と共に、WEBとの連動を模索する中で、リニューアル。過去の失敗を糧に、特にユーザーへのヒヤリングと、モニター調査に力を入れた。その結果と、携帯サイトへの対応もあって、アクセス数が急激に伸び始め、月間100万ユニークユーザーを突破。
フリーマガジンの取材の他に、ユーザーからのセカンドオピニオンにもお答えいただき、取材数が急速に伸びる。これと併せて、セミナーの動画配信も行うが、当時は回線が重く固まってしまったり、喜んで頂けないサービスを提供してしまうこともあった。
新規事業部より、眼科領域での技術・素材を生殖医療分野で活かしたい!ということで、コンサルティング契約を締結。良好精子を選択する『スパムソーター』に関する調査のお手伝いが始まる。
2011年
ドクターからの「もっと早くから婦人科に来てくれていたら、出来ることが沢山あるのに…」という声を受けて、「婦人科検診促進協会」を発足。婦人科へのハードルを下げる活動に従事。この時より、不妊治療以外の取材も積極的に行うようになる。
ユーザーからの「どんなサプリメントを飲んだらいいか?」というの質問を英ウィメンズクリニックの塩谷先生に取材。取り扱いのサプリメントは既存のものでは一番いいけど、もっといいモノが欲しい…という声を頂く。いいモノとは「もっと安くて、もっと内容量にこだわりたい」とのこと。「ジネコさん何とかできない?」の一言に燃える!
先生の期待を一身に受けメニコンさんに無理難題をお願いする。お答えは、「全力を尽くします!」とのこと。ユーザーさんも喜んでくれたらいいな…と胸躍る。
2012年
プレグナの発表に合わせて、『ジネコショップ』オープン。今でこそ、認知されているプレグナシリーズ。当時は、毎日ご購入いただく数が片手の指でも足りるほど…カレンダーに正の字を書いて管理してました。
ユーザーニーズの多様化と、アクセス数の急増によって、広場への投稿が増える。その結果、TOPページに掲載する投稿量を増やさなければ、直ぐに2ページ目に行ってしまうようになる。その改良の為にTOPページのインターフェースを中心にリニューアル。結果は、ユーザー数200万越えの大成功。増えすぎて困っちゃう…という贅沢な悩みが懐かしい。
「女性のための健康生活ガイド」として始まったジネコ、「不妊治療」という現象を知ってから偏った内容になりつつあった時期でした。「ジネコは妊娠してからの情報がない!来ちゃいけないの?」という声に応えるために、マタニティジネコ創刊。偏った取材内容に反省。ジネコは、みなさんの「知りたい」にお応えします!!本フリーマガジンもジネコらしく、妊娠中のユーザーさんからの質問に産婦人科のドクターが答えるスタイルで発刊。不妊治療現場から卒業する患者様へ渡していただく配布スタイルは好評だった。このタイミングより、産婦人科への取材も積極的に開始。
2013年
「旦那が治療に協力してくれない!」「不妊治療は夫婦で取り組むものなのに…」という声を受けて、ご主人に渡してもらいやすい『メンズジネコ』創刊。不妊原因の半分が男性不妊にある!そんな話も頻繁に耳にし始めるご時世でもあった。予算の関係上、表紙はスタッフの姿を活用。不妊治療クリニックのドクターからご主人へのメッセージシリーズは評判に。夫婦間の温度差の問題は想像以上らしく、発刊後最短で配布終了。スタッフ一同の盛り上がりは過去最高だった。
2014年
スマートフォン対応と、よりユーザービリティの高いサイト設計を目指し、リニューアル。モニタリングにログ解析を徹底的に行い、成功したリニューアルのひとつと言っていい。この後、アクセス数も月間370万人まで急上昇する。ユーザーからのご指摘にもコマメに対応していった結果と考えている。
「最近、初診時の年齢が上がっている…」というドクターの声を受けて、高齢カップル向けの『カランタン』を発刊、フランス語で40代という意味。高年齢の不妊治療患者さんの増加という社会的背景もあって、高評価だった。この時のユーザーアンケートの評価を得て、『40代の不妊治療シリーズ』がフリーマガジンで継続企画となった。みなさんの求める取材をしていこう!という方針が益々固まった時期でもある。
2014年
事業範囲をジネコの運営に絞っていくことを決意し、法人名を変更。
この年、正月明けに初出社をすると、上の階からの水漏れがあったらしく、オフィスが水びたしに…「マイナスイオンはカラダにいい!」などと話すも、これを機に引っ越ししよう!と以前からの計画を実行する。
2016年
15年間使い続けてきたシステムに限界が来たと判断し、WEBサイト「ジネコ」をシステムからすべて再構築。ユーザーアンケートなど一切取らず、思いつきでリニューアルしたせいもあって、使いにくいという指摘を受け、ユーザーの評判は最悪に。元に戻せ!コールがこだました。
海外の不妊治療施設からも問い合わせが来て、フリーマガジンジネコにて取材。海外の不妊情報も徐々に増えてくる。
2017年
「もっと早く不妊の情報を知っておけばよかった」というユーザーの声から、結婚のタイミングで情報提供できれば、と思い立ち婚活サービスを立ち上げるも、ノウハウが全くなく半年でサービス撤退…フットワークは良いのだが、後先を考えないパターンが出た!
不妊治療後のユーザーの声を受け、不妊治療施設だけでなく一般婦人科の取材を開始。ビジネス化は出来ていなかったものの、ユーザー、ドクター共にご評価をくださり、喜ぶ。
2018年
セミナーの需要が増え、全国〇箇所でリアルセミナーを開催。延べ〇人が参加。
前回の失敗を受け、一年間の準備期間を経て、ジネコリニューアル。リニューアル直前に外部の担当者と音信不通になるというアクシデントも有りながらも再スタート。デザイン的に向上したものの、ジネコの内容量とマッチしない、SEO的な劣化など、問題点の残るリニューアルとなった。
2019年
お陰様で、10周年を迎えることが出来たフリーマガジン。ユーザーの知りたい!とドクターの伝えたい!を形にしてきた歴史も、いよいよ次のステージへ…これまで、応援してくださった皆様への感謝の気持ちを忘れずに、これからも新しい!より良い!ジネコをお届けできるようにスタッフ一同励んでまいります!厳しいご意見をこれからもよろしくお願いいたします!
ジネコ プレコンフェスタin東京を渋谷ストリームホールで開催。351名が参加。
2020年
何か、ブラッシュアップ出来ることはないのか?協議したところ『大きすぎて持ち歩きにくい』という指摘があり、フリーマガジンのサイズをA4変形からB5変形に小さくする。これが思いのほか好評!なんでもっと早く気付かなかったのだろう???
コロナ禍の中、経営理念を再構築。併せて、リモートワークとすることが決定。スタッフは大喜び。責任感が強いスタッフが多いため、リモートでも問題なく、むしろスピード感を持って会社が回る結果に。経費の削減にもなり一石二鳥!
媒体として、ユーザーの希望をより叶えるためにはどうしたらいいか?考えれば考えるほど、ユーザーの声に耳を傾けること!という答えにぶち当たります。そこで、オンラインサロンを運営し、WEBにフリーマガジンに皆さんの「知りたいこと」を掲載していける体制を整えました。希望の一つである、WEBセミナーも早速開始!
コロナの影響を受けた2020年。世の中にとっても大変なタイミングですが、リモートワーク元年という側面では非常にチャンスなタイミングかもしれません。もともと、福岡オフィスとのリモート体制を構築できていたので、フルリモートへの体制変化も躊躇なく移行できました。そこで、オフィスも小ぶりかつ、機能的に。出社しなくてもいいけど、チョット顔を出したくなるオフィスをイメージしてみました。
2021年
不妊治療経験のある女優の加藤貴子さんとのコラボでインスタライブを開始。妊活に悩む女性の質問に加藤さんが応えてくれるスタイルが話題に。
かねてから、Jineko.netの情報量が肥大化することによる、ユーザビリティーの低下を懸念していたスタッフたち…、『ジネコに来ても欲しい情報にすぐにアクセスできない!』とのアクセスユーザーからの批判を何とか乗り越えようと考えたのが、新サイトの開設でした。
そこで、無料ではじめる妊活生活をコンセプトにJineko.lifeをスタート。
創業以来、ジネコで扱う健康情報は全て無料でお届けさせていただいています。その最新情報が、いち早く入手できるように、そして、皆さんが望む未来へ少しでも早く駆け抜けていけるように…そんな思いの詰まったサイトです。
運営協力している婦人科検診促進協会より、女子大生の編集チームと、女性の健康を考える声へのソリューションとして、My Jineko 創刊。企画・編集の段階から、女子大生の疑問に答える形で婦人科専門委の先生からのアドバイスを頂き、形にする。婦人科疾患への啓もうを早い段階からするべきだ!という先生方の声と、自分が困っていることへの解決策を同年代の仲間へも伝えていきたいという声がカタチになった瞬間。出版後も、多くの婦人科で配布への協力を頂き、また大学での授業、高校での性教育の授業でも採用される媒体となった。
20年9月よりスタートしていた妊活情報の動画サービスは、ジネコオンラインセミナーとジネコオンライン質問会の2ブランドで展開してきました。
動画ニーズの拡大もあり、最大800人を超える応募者を集めるまでになり、25回の質問会開催を目前にしたタイミングで、過去のアーカイブを全て無料で見れるJineko.tvを開局致しました。
これも、『アーカイブを自由に検索できるようにして欲しい』というユーザーからの決断です。正しい医療情報を毎日更新していくのと同時に、検索状況に合わせて、その後のセミナーの企画にも合わせていきたいと考えています。
22年からの不妊治療保険適用の流れを受けて、今後の妊活開始を検討する層が増えてきたことに応じて、プレジネコを発刊。全国の不妊治療専門医の先生方の協力の元、プレコンセプションケアへの理解度を上げる紙面が出来上がった。
2020年から試験運転してきたジネコ主催のライブ配信イベントへの注目が高まり、事前のご応募がついに800名を超える。