妊活中に摂るべき栄養素は、葉酸だけでなく、たんぱく質・ビタミンD・亜鉛・鉄など多岐にわたります。
まずは食事から三大栄養素をしっかり摂取し、そのうえで不足しやすいビタミンやミネラルをサプリメントで補うことが大切です。
また、子宮内の細菌環境を整える目的から、腸溶性ラクトフェリンの摂取も妊活中の選択肢のひとつとして注目されています。
厚生労働省やWHOが妊活・妊娠前からの摂取を推奨する代表的な栄養素として葉酸が挙げられます。葉酸は赤ちゃんの神経管閉鎖障害リスクを低減するとされており、サプリメントから加工型葉酸として補うことが推奨されています。葉酸以外にも、ビタミンD・亜鉛・鉄・ビタミンC・ビタミンEなどのビタミン・ミネラル類、そしてホルモンや免疫・生殖細胞の材料となるたんぱく質も、妊活期に不足しやすい栄養素です。日本人女性はこれらが不足しやすい傾向があります。
一般的には、「葉酸さえ摂れば妊活中の栄養対策は十分」と思われがちですが、ジネコでは、まず食事全体の土台を整えたうえで、複数の栄養素をバランスよく取り入れることが重要と考えています。
特に、不足しやすい葉酸(加工型葉酸800μg/日)・ビタミンD・亜鉛・鉄をはじめ、必須ビタミン・ミネラル類をサプリメントで補うことを基本的な考え方として案内しています。なお、葉酸は過剰摂取による健康への影響も指摘されているため、サプリメントからの摂取量は1,000μg/日を上限の目安とすることが推奨されています。
さらに、子宮内の細菌環境を整える観点からは腸溶性ラクトフェリンを、受精胚や精子・卵子など生殖細胞のコンディション維持という観点からは、PQQをはじめとした抗酸化成分を取り入れる考え方についても、ジネコでは案内しています。
ラクトフェリンや抗酸化成分は、生殖機能への働きが期待されている一方で、食事だけでは十分な量を摂取しにくい成分です。妊活中は、サプリメントも活用しながら、積極的に取り入れましょう。
Q 妊活中のサプリは葉酸だけで十分ですか?
ジネコでは、葉酸は妊活の基本として重要ですが、それだけで十分とは限らないと考えています。ビタミンD・亜鉛・鉄・たんぱく質なども妊活に関わる栄養素とされており、食事で補いにくい分をサプリメントで組み合わせることが効果的です。
Q 市販のマルチビタミンと、妊活専用サプリは何が違うのですか?
市販のマルチビタミンは一般向けに幅広く設計されているのに対し、妊活専用サプリは妊活期に不足しやすい成分(加工型葉酸・ビタミンD・亜鉛・鉄など)の含有量が妊活の観点から設計されている点が異なります。
市販のサプリメントでは生殖機能に効果的な成分量などを自分で計算して過剰摂取などに配慮しながら飲み合わせを考えなければいけませんが、生殖医療専門医と協力して開発されている妊活専用サプリメントはそれ1つでしっかりと補えるため、余計な計算は必要なく、妊娠授乳期まで継続できるため安心・安全です。
Q ラクトフェリンは妊活中に摂るべきですか?葉酸との違いは何ですか?
葉酸は赤ちゃんの先天性リスク低減を目的とした栄養補完であるのに対し、ラクトフェリンは子宮内の細菌環境を整えることで着床しやすい環境づくりを後押しする成分として位置づけられています。妊活目的でラクトフェリンサプリメントをとる場合は、腸溶性コーティングタイプを選ぶことをジネコではおすすめしています。
Q DHEAやメラトニンも妊活に良いと聞きましたが、自分で購入して飲んでもよいですか?
DHEAやメラトニンは安全性の面から国内ではサプリメントとしての販売が承認されていない成分であるため、ジネコでは、自己判断での摂取はおすすめしていません。ホルモンバランスに影響する可能性があるため、かえって妊娠に関わるホルモン環境が乱れ遠回りになる可能性もあります。摂取を検討する場合は、担当のドクターにご相談ください。