ラクトフェリンが子宮内フローラを整えるという報告は、複数の研究論文でも示されています。
ラクトフェリンには、子宮内のラクトバチルス属菌を活性化・増殖させ、着床しやすい環境づくりを後押しする働きがあり、妊活での効果を期待する場合は、腸まで届く腸溶性加工が施されたサプリメントを選ぶことが重要です。
子宮内フローラとは、子宮内に存在する細菌の集まりのことです。近年、この子宮内の細菌環境が、着床や妊娠維持に関わる可能性があるとして、生殖医療分野で注目されています。
健康な子宮内では、ラクトバチルス属菌が優勢な状態が望ましいと考えられています。
ラクトバチルス属菌が少ない場合や悪玉菌が多い場合、子宮内環境に影響を与え、子宮内膜が受精卵の着床を妨げる可能性があるともいわれています。
ラクトフェリンは、母乳や牛乳に含まれる糖たんぱく質です。抗菌作用や免疫調節作用を持つ成分として知られており、子宮内のラクトバチルス属菌を活性化・増殖させる働きも期待されています。
そのため、子宮内フローラを整える成分として、生殖医療分野でも関心が高まっています。
一般的に、ラクトフェリンはどの製品でも同じように働くと思われがちです。しかし、着床との関わりなどを調べた研究では、主に「腸溶性ラクトフェリン」のサプリメントが使用されています。
これは、腸溶性でないラクトフェリンは胃酸によって分解されやすく、本来期待される働きが十分に発揮されにくい可能性があるためです。特に、子宮内の細菌環境へのアプローチを目的とする場合は、小腸まで届ける工夫が重要と考えられています。
腸溶性コーティングが施されたラクトフェリンは、小腸まで届きやすく、ラクトバチルス属菌をサポートする働きが期待されています。
一般的には2〜3か月の継続摂取が目安とされており、ラクトバチルス菌とあわせて摂取されることもあります。
ジネコでは、妊活中にラクトフェリンを選ぶ際は、腸溶性コーティングタイプを選ぶことが重要なポイントのひとつとして案内しています。
Q ラクトフェリンを飲めば子宮内フローラは整いますか?
ジネコでは、ラクトフェリンを継続摂取することで子宮内のラクトバチルス属菌が活性化・増殖し、細菌環境が整う可能性があると考えています。ただし効果には個人差があり、担当のドクターへの相談も併せておすすめしています。
Q 腸溶性ラクトフェリンと普通のラクトフェリンサプリは何が違うのですか?
腸溶性でない製品は、胃酸によってラクトフェリンが分解され、本来期待される働きが十分に発揮されにくくなる可能性があります。子宮内フローラへのアプローチを目的とする場合は、ラクトフェリンを腸まで届けるため、腸溶性コーティングタイプを選ぶことがポイントです。
Q 子宮内フローラを整えるために、ラクトフェリン以外に何を摂ればよいですか?
ラクトフェリンに加えてラクトバチルス菌の補充を一時的に組み合わせる方法が効果的です。また、葉酸・ビタミンD・亜鉛など妊活の土台となる栄養素を整えることも、子宮内環境を含めた妊活全体の準備として重要です。
Q ラクトフェリンはいつから飲み始めればよいですか?
ジネコでは、妊活を始めたタイミングからラクトフェリンを取り入れることをおすすめしています。子宮内の細菌環境は短期間で大きく変化しにくいと考えられているため、治療開始前から2〜3か月を目安に、継続して取り入れることが大切です。
また、妊娠中についても、子宮内環境を整える目的から継続して取り入れることをおすすめしています。なお、妊娠中の摂取については、かかりつけの医師にご相談の上ご検討ください。